和歌山県立医科大学第1外科

大動脈瘤

 

 大動脈瘤は大動脈が"こぶ"のように拡大する病気です。主な原因として動脈硬化、高血圧が挙げられますが、それ以外のものとして解離性、感染性などもあります。大動脈は大きく分けて腹部大動脈と胸部大動脈に別れます。大動脈瘤はどの部位にでも発生する可能性が有りますが、一番多いのは腹部大動脈の腎動脈分岐下に発生するいわゆる腹部大動脈瘤です。

 動脈瘤の多くは無症状で偶然に超音波やCT検査で発見されることが多いのですが、胸部大動脈瘤の中には声がかすれる(嗄声という)症状で発見される場合も有ります。ではなぜ動脈瘤に対する治療が必要になるかというと、ある一定以上の大きさに拡大すると破裂する危険性があるからです。破裂するとまえぶれもなく、その瞬間から生命に関わる極めて危険な状態に陥ります。したがって、破裂する前に治療が必要で

 動脈瘤に対する治療は手術が原則です。薬による治療のみでは残念ながら根治は望めません。手術が必要となるのは腹部大動脈瘤では直径4?5cm以上、胸部大動脈瘤では直径6cm以上を一つの基準と考えています。手術は人工血管で動脈瘤を置換する方法が一般的ですが、最近は症例によりステントグラフトを用いる方法も考案されています。動脈硬化性の動脈瘤の中には狭心症や心筋梗塞などを合併する場合もあるので手術前にはそのチェックも必要です。なお、第一外科では年間70例程度の大動脈瘤手術を行っています。

 

 
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