2023年11月15日の日記|本田賢太朗
『仲間』
先日、この数年の間に知り合った仲間と久しぶりに食事にでかけた。長男が小学校時代にサッカースクールに通っていたため、その時に知り合ったパパ友である。
私の日常生活での会話の内容は、子供たちと話すとき以外はほとんどが病気の話ばかりだが、パパ友たちは様々な職種の人たちなので、話を聞いていると本当に楽しい。
電気工事関係の仲間から聞いた話では、台風や災害で電気がストップすると彼らは夜通しで復旧作業にかかるらしい。我々も緊急手術の時には夜通し働くことがあるが、同じように働いている人たちもいるんだなと初めて知った。
また私の高校時代のサッカー部仲間も年に1度くらいは会う機会がある。この仲間もみな医療関係以外の職種が多く、みんないろいろな立場で頑張っている。
公務員、銀行関係、開業や、実家を継いで社長、また海外勤務している友人など。
みな違う立場、違う環境で、でも頑張っているようである。
病院の中という非常に狭い環境で働いている自分にとって、このような仲間は貴重な、普段とは違う刺激を与えてくれる存在である。
そして、少し病院のことを忘れさせてくれる存在である。多くの医者は休みの日でも、患者さんのこと、次の手術のことなどどうしても仕事のことを考えていると思う。
こういった仲間といると仕事から離れて少しリラックスできる。互いに競争関係にないから、だからいい関係なのかもしれないが。
これからも良き仲間を大切にして、狭い世界にとどまらないよう、視野を広く持って生活しようと思う。仲間との交流のためにはゴルフもしなければいけないかもしれないが…。
心臓血管外科
2023.11.15 Wed 00:00