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DIARY

医師日記

2025年1月
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2024年2月1日の日記|矢田由美

2024年になり早くも1ヶ月が経とうとしています。元日から連日にわたり能登半島地震や歴史的にも重大な飛行機衝突事故がありました。震災や事故で亡くなられた方、大切な家族や友人や同僚を亡くされた方々には心よりお悔やみ申し上げます。また、現在も被災され避難先で不便な生活をされている方々も多くいらっしゃいます。幸い大きな被害から免れた私や家族にできることもたくさんあり、まずは募金やふるさと納税など微力ながらも息の長い支援を続けたいと思います。

 今回の医師日記のテーマは「もったいない」です。小さいころは祖父母と3世代同居だったので、よく祖父母が「もったいないから…」と物を大切にし、工夫して再利用している姿を見ていました。戦前戦後を生き抜いてきた先人の知恵だったのだと思います。個人的にはこの「もったいない」という日本語はとても良い言葉だと思います。私の知識不足かもしれませんが、この言葉にぴったりとあてはまる英語や多国語がないと聞いたことがあり、長く日本で培われてきた、限りある資源を有効利用し、物を大切にする精神を現した言葉だと思います。
子供たちから「もったいない、って何?」と聞かれたことがあります。水を出しっ放しにしたのを注意したときだと思いますが、水も電気も一生懸命働いて作ってくれている人がいること、それをパパやママが一生懸命働いてもらったお金で買っていること、紙やティッシュも木からできていてその分の木が切られていることなど、なるべく理解しやすいように説明した気がします。はじめはよくわかっていなかったようですが、最近では自分から「もったいないからこの紙まだ使お~」と言っていました。

1年半ほど前、医局に貼っているカレンダーの紙を月が替わった時に破って捨てようとして、「なんて丈夫できれいな紙だろう。裏の白紙をお絵描きに使ったら喜びそうだな」と思い、もったいないからと頂戴して帰りました。案の定子供たちは大喜び!それから毎月のように捨てるカレンダーや学会ポスターをもらって帰るのが習慣になり、我が家の壁はこのお絵描きや制作で埋め尽くされています。添えた写真はそんな我が家の壁の一部です。はじめは何を書いているかわからないような絵だったのが、特徴をよくとらえた絵になり、字も添えられるようになり、時々写真に収めて成長の嬉しさをかみしめています。「もったいない」と物を大切にする気持ちや行動、工夫すれば捨てるものも素晴らしい別のものに生まれ変わること、親もお手本になるほど実践できていませんが子供達と一緒に工夫したり学んだりしていきたいです。

『しまじろう』の番組で「まみむめもったいない、タラッタ~♪」と歌って踊って学べる曲があるのご存じですか?耳に残る結構いい曲です。良かったらYou tubeなどで聞いてみて下さい♪

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呼吸器外科

2024.02.01 Thu 00:00