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DIARY

医師日記

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2024年9月1日の日記|本田賢太朗

心臓外科医になって

2002年に大学を卒業し、2年間の研修ののち心臓外科としてのキャリアを歩みました。 
もう20年です。思い起こすと、最初の10年は、いつか自分も心臓の手術ができるのだろうか、とよく思ったものです。心臓外科は下積みの期間が他の診療科より長いと言われます。複雑な術後管理もできるようになって、初めて手術ができる。Totalに診療ができるようになるまで時間を要します。 1213年目のころ、上司が忙しくなったこともあり手術の執刀機会が増えました。自分で責任をもって手術するとなると、毎日次の手術のことを考えるようになり、心が落ち着かない日々も過ごしました。
ある程度自分で手術ができるようになった後は、より高難度手術、より低侵襲手術を提供したいというのもありアメリカやカナダ留学となりました。 
現在ではロボット支援下手術などさらに先進医療にも取り組んでいます。

 先日、12年目の研修医の先生、心臓外科の若手とWet labo (ブタの心臓などを用いた手術手技練習)を行いました。みんな必死でした。
20年前を思い出しながら、今はその指導を行っています。 

2024_9_1.jpg (2.71 MB)

心臓血管外科

2024.09.01 Sun 00:00