2024年12月15日の日記|國本秀樹
「仕事だけではいかん。趣味を大事にしぃや。人生はマラソンや。息抜きもせなあかん。」95歳になる祖父が昔から僕にいっていた事です。原爆を近くで経験し、10代前半から親に頼らず自分一人で生きてきた、とても尊敬している祖父です。
学生時代、趣味が多く色んな事をしていました。山登り、サーフィン、キャンプ、バイク、サックスなど興味を持ったことは色々やってきましたが、最も長く続けていたのが格闘技です。中学生の時から大学まで続け、一番はまっていて、大好きでしたが、手にけがをすると仕事にならないので、働き始めてからはすっかり遠のいています。
仕事中心の生活で、寝ても覚めても仕事の事を考えている日常。休日家族と過ごしているときに手術や患者さんの事を考えていて、「どうしたん?」と家族に聞かれることも。
今趣味が何かと聞かれると、答えにくい自分がいて、「あえて言えば仕事か?それは、やばいよなぁ」と思ったりします。好きな仕事をして生きていけることは幸せな事です。でも人生の先輩の忠告に従って、何か趣味を探してみようかと思う今日この頃です。
心臓血管外科
2024.12.15 Sun 00:00