大学病院ならではの恵まれた環境で、乳腺外科のエキスパートになる
当科では、乳腺専門医を目指す若手医師を募集しています。乳癌の患者数の増加に加え、住民検診へのマンモグラフィの導入などで、一般社会の乳癌への関心が著しく高まってきています。しかしながら現状においては全国的に乳癌の患者数に対し、乳腺専門医が極端に少ない状況が続いており、少ない乳腺専門医にかなり多くの患者が集まる傾向にあります。このような状況をふまえ、我々としても1人でも多くの優れた乳腺専門医を育成するよう日々努力しています。
現在、乳癌治療は単独科での治療は難しく、チーム医療が必須となっています。そのためには診断、手術、薬物療法、放射線治療等の手技や知識を得ることが必要です。
当院は、大学病院であり、乳癌の治療や診断に必要な診療科(放射線科、形成外科、緩和ケア科、腫瘍内科など)や外科専門医取得に必要な全ての診療科が揃っています。当科では、年間200例を超える豊富な手術実績をもとに、エビデンスに基づいた治療を行っています。診断・手術・化学療法など乳癌診療に関するすべての分野におけるエキスパートを志す医師の育成につとめています。一方、手術症例乳腺外科医を目指したいけれども外科専門医はハードルが高いと心配されている先生方にも安心して修練を受けていただけます。
まだ志望する診療科が決まっていない研修医の方も少しでも興味があれば是非、乳腺外科を選択して研修してください。よりよい研修期間になるよう一緒に頑張りましょう。
ワークライフバランスを重視したキャリア形成支援
当科は少人数でありますが、他科よりも早く主治医になれるメリットがあります。もちろんカンファレンスだけでなく、普段より相談の体制をとっております。ともに乳癌診療ができるようがんばりましょう。
乳癌について少しでも興味がある方、これから乳腺専門医を目指したい方、研修について質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。
国内留学も希望を聞きながら留学先選びも相談しながら行っております。大学院医学系研究科(博士課程)への入学は、随時可能ですのでご希望の方はぜひご相談ください。
診療は、主治医制を基本に、夜間・休日は当直医や当番医になるべく任せて自由時間を確保するようにしております。また、女性医師だけでなくすべてのスタッフが結婚・妊娠・出産・介護などのライフイベントで万全の状況で働くことが出来ない期間も可能な限り研修の負担にならないように調整します。現在、妊娠出産を経験した当科の先生方もほとんどがそれほど遅れることなく乳腺専門医を取得できています。